ゆるふわふぢげたんカフェブログ

森の小さなカフェの常連の英語講師(藤本亮太郎)によるブログです。お店の日常をあげているインスタもよろしくおねがいします。@koshinkokunihon

英検1級モニターコース第2期・7月度体験レポート②

7月から新たに生徒さんを募集し,英検モニターコース第2期をやっています.

 

先のエントリに引き続き,もう1人の生徒さんからもレポートをいただいておりますので紹介いたします.

 

今回のエントリは,Eさんからいただいたものです.

 

EさんはすでにTOEICでおよそ850点のスコアをお持ちです.1級も受験経験があり,不合格とはいえ,合格まであと一歩のハイスコアを取られています.

 

英語学習には精力的に取り組んでいらっしゃり,お仕事の合間,特に朝の時間を毎日の学習に充てられています.英検の学習以外にも,オンライン英会話やさまざまな勉強会に参加されたりと,学習はかなり積極的です.

 

下記レポートでは特に,Eさんがご自身で抱えている課題点,そしてこのコース自体をどのように利用すべきか再考されています.ぜひご一読いただき,皆さんの学習にお役立ていただきたく思います.(太字は僕が施しています.また,SNS上の別の方への言及は伏せ字にしてあります.)

 

1. モニターに申し込んだきっかけ

TwitterでXさんのリツイートを見て。前回、面識のあるXさんがチワワさんのモニターコースをリツートしたのを見てチワワさんをフォローしました。今回、Xさんがチワワさんのモニターコースをまたリツートしていたので、埋まってはいけないと慌てて申し込みをしました。

 

2. 現時点の実力と動機

2021年第2回で英検準1級に合格しましたが、その時のspeakingがとても気持ちがよく、政治的な話や社会問題でもっと話したいと英検1級や国連英検にも興味を持ちました。英検1級の参考書はその日に買いました。しかし当然そんな実力もなく、しかし、ここで受けないと手が届かないものとしてもう受けないかもしれないと思い、同年12月の英検1級を受け、受かりはしませんでしたが初回にしてはTotal 1951と思いのほかの好成績でした。特にライテイングは681で当時のライテイングテーマが関心のある内容だったのと先にリーディングで出てきた難しめの単語がライテイングで使えたので良い点となりました。その後も受験は続けていますが、初回受験を超える結果は出せず、伸びは感じられていません。そんな中で、今回娘も受験に付き合ってくれ、英検1級はかっこいいところを見せたいという意味でも、合格のノウハウを伝えたいという意味でも自分の中でプライオリテイがあがってきたところでした。コーチングには以前より関心がありましたが、費用面や、あまり知りすぎているかただとやりにくいこともあるかもしれず、そうかと言ってまったく知らないかたは信用の上で不安で現実的な選択肢として持っていませんでした。自分が信用する人(Xさん)のリツイートという推薦が、選択肢になかったものを現実化してくれたと思っています。

 

3. モニターコース状況

英検1級を受けているといいながら、実際の英検勉強は試験直前に何かやる程度でした。これをまず、でた単を毎日やって報告することで習慣化していただきました。合わせて、過去問を解くことも少量から習慣化いただいています。リスニングを少しずつやるよう指導がありましたが、実行できていない状況に具体的な問題数、やる時間などご指摘、ご相談いただきました。過去問はその一部を訳出し添削いただいています。その中で文法事項を詳しくご説明いただいています。 また、ライテイングについても添削いただき、構成の相談や、表現の紹介をいただいています。

 

4. モニターコースこれからと課題

課題は自分が読めていない部分が自分でまだまだ明確にできていないこと。短い期間でそれが改善するのかまだ目途が見えていません。本来、疑問点をもっと自分の勉強の中で見つけ出してそれを解消する場として、オンラインセッションを利用しなければいけないと思うのだが、その域にまでいっていません。以前の生徒さんに比べて分かっていない度合は高いのではないかと思います。分かっていない部分を明らかにするのが辞書をひくことなのかもという気がしてきました。辞書をひかないで問題を解くと単語を知らないから問題が解けないのだという結論で単語学習だけで構文学習に進めていないという気がします。 問題を解くときに、単語の訳を書き込んだり、構文の分析を書き込んだりした問題の写メを送るよう次の勉強の指示がでましたが、上記の課題を解消する意図かと思います。読むことを避けずに学習を進めていきたいと思います。

 

レポートありがとうございます!

 

Eさんはモチベーションが比較的はっきりとされているように思います.僕の個人的な学習・指導経験から言いますと,学習の動機はどんな形であれ,具体的であるに越したことはありません.また,目標は達成可能なレベルで設定するのが上手いやり方です.

 

例えばEさんの場合,「関心の領域について英語でもっと話したい」という目標をお持ちですが,これは英検準1級合格達成時の高揚感が実体験としてあり,これが目標の達成可能性のリアリティを上げているように思います.

 

また,これも大切なことですが,モチベーションはそれが内的なものであるか外的なものであるかは関係ありません.そこで天秤にかけて優劣が決まる類のものではなく,大切なのは,それが動機として機能し,学習が持続できるという点です.

 

話を戻します.

 

Eさんには,毎朝前日の学習内容をご報告いただいています.英検の過去問リーディングを中心に取り組まれており,その中で毎日誤答についてひとことで原因分析をされています.

 

どこで誤読が生じたかを可視化しようとする試みは,一段階英語力をアップしていくためには非常に大切なステップです.ところが,Eさんがお悩みになっている通り,これはなかなか自分で簡単に見えるものではありません.どこが分からないのか分からないというのは学習段階ではよくあります.

 

お悩みの解消をお手伝いするのが僕の仕事ですので,ここについて一歩具体化した取り組み方をご提示して,実力アップを図っていきたいと思います.これについては次月に別エントリで記述できればと思っています.

 

レポートから学習についてまだまだご不安でいらっしゃるのが分かりますが,Eさんはそれでもやはり高い実力をお持ちで,ライティングの英語表現を見ますと毎回僕自身学びを得ます.書いていらっしゃる通り,リーディングで出てきた単語・表現を使うことで正しい英語表現を実現されています.これはライティングの際に非常に有効な態度ですので,皆さんもぜひご参考にしてください.

 

ついでながら,僕自身が一番共鳴したのは「その日のうちに1級の参考書を買った」という点です.やはり「思い立ったが吉日」で,行動は早いに越したことはありません.参考書のご購入にしろ,モニターコースのご受講にしろ,Eさんはこうしたところでのご決断は非常に早いです.とにかくやってみることから継続も始まるので,僕もこの姿勢は大いに取り入れていこうと思います.

 

1級に向けて学習されている方がいらっしゃいましたら,Eさんの取り組みをぜひご参考になさってください!

 

残り期間も英検合格,そして英語力のさらなる向上にむけて頑張っていきましょう!

 

 

今日は受験勉強をしなかった.