ゆるふわふぢげたんカフェブログ

森の小さなカフェの常連の英語講師(藤本亮太郎)によるブログです。お店の日常をあげているインスタもよろしくおねがいします。@koshinkokunihon

英検1級モニターコース第2期・7月度体験レポート②

7月から新たに生徒さんを募集し,英検モニターコース第2期をやっています.

 

先のエントリに引き続き,もう1人の生徒さんからもレポートをいただいておりますので紹介いたします.

 

今回のエントリは,Eさんからいただいたものです.

 

EさんはすでにTOEICでおよそ850点のスコアをお持ちです.1級も受験経験があり,不合格とはいえ,合格まであと一歩のハイスコアを取られています.

 

英語学習には精力的に取り組んでいらっしゃり,お仕事の合間,特に朝の時間を毎日の学習に充てられています.英検の学習以外にも,オンライン英会話やさまざまな勉強会に参加されたりと,学習はかなり積極的です.

 

下記レポートでは特に,Eさんがご自身で抱えている課題点,そしてこのコース自体をどのように利用すべきか再考されています.ぜひご一読いただき,皆さんの学習にお役立ていただきたく思います.(太字は僕が施しています.また,SNS上の別の方への言及は伏せ字にしてあります.)

 

1. モニターに申し込んだきっかけ

TwitterでXさんのリツイートを見て。前回、面識のあるXさんがチワワさんのモニターコースをリツートしたのを見てチワワさんをフォローしました。今回、Xさんがチワワさんのモニターコースをまたリツートしていたので、埋まってはいけないと慌てて申し込みをしました。

 

2. 現時点の実力と動機

2021年第2回で英検準1級に合格しましたが、その時のspeakingがとても気持ちがよく、政治的な話や社会問題でもっと話したいと英検1級や国連英検にも興味を持ちました。英検1級の参考書はその日に買いました。しかし当然そんな実力もなく、しかし、ここで受けないと手が届かないものとしてもう受けないかもしれないと思い、同年12月の英検1級を受け、受かりはしませんでしたが初回にしてはTotal 1951と思いのほかの好成績でした。特にライテイングは681で当時のライテイングテーマが関心のある内容だったのと先にリーディングで出てきた難しめの単語がライテイングで使えたので良い点となりました。その後も受験は続けていますが、初回受験を超える結果は出せず、伸びは感じられていません。そんな中で、今回娘も受験に付き合ってくれ、英検1級はかっこいいところを見せたいという意味でも、合格のノウハウを伝えたいという意味でも自分の中でプライオリテイがあがってきたところでした。コーチングには以前より関心がありましたが、費用面や、あまり知りすぎているかただとやりにくいこともあるかもしれず、そうかと言ってまったく知らないかたは信用の上で不安で現実的な選択肢として持っていませんでした。自分が信用する人(Xさん)のリツイートという推薦が、選択肢になかったものを現実化してくれたと思っています。

 

3. モニターコース状況

英検1級を受けているといいながら、実際の英検勉強は試験直前に何かやる程度でした。これをまず、でた単を毎日やって報告することで習慣化していただきました。合わせて、過去問を解くことも少量から習慣化いただいています。リスニングを少しずつやるよう指導がありましたが、実行できていない状況に具体的な問題数、やる時間などご指摘、ご相談いただきました。過去問はその一部を訳出し添削いただいています。その中で文法事項を詳しくご説明いただいています。 また、ライテイングについても添削いただき、構成の相談や、表現の紹介をいただいています。

 

4. モニターコースこれからと課題

課題は自分が読めていない部分が自分でまだまだ明確にできていないこと。短い期間でそれが改善するのかまだ目途が見えていません。本来、疑問点をもっと自分の勉強の中で見つけ出してそれを解消する場として、オンラインセッションを利用しなければいけないと思うのだが、その域にまでいっていません。以前の生徒さんに比べて分かっていない度合は高いのではないかと思います。分かっていない部分を明らかにするのが辞書をひくことなのかもという気がしてきました。辞書をひかないで問題を解くと単語を知らないから問題が解けないのだという結論で単語学習だけで構文学習に進めていないという気がします。 問題を解くときに、単語の訳を書き込んだり、構文の分析を書き込んだりした問題の写メを送るよう次の勉強の指示がでましたが、上記の課題を解消する意図かと思います。読むことを避けずに学習を進めていきたいと思います。

 

レポートありがとうございます!

 

Eさんはモチベーションが比較的はっきりとされているように思います.僕の個人的な学習・指導経験から言いますと,学習の動機はどんな形であれ,具体的であるに越したことはありません.また,目標は達成可能なレベルで設定するのが上手いやり方です.

 

例えばEさんの場合,「関心の領域について英語でもっと話したい」という目標をお持ちですが,これは英検準1級合格達成時の高揚感が実体験としてあり,これが目標の達成可能性のリアリティを上げているように思います.

 

また,これも大切なことですが,モチベーションはそれが内的なものであるか外的なものであるかは関係ありません.そこで天秤にかけて優劣が決まる類のものではなく,大切なのは,それが動機として機能し,学習が持続できるという点です.

 

話を戻します.

 

Eさんには,毎朝前日の学習内容をご報告いただいています.英検の過去問リーディングを中心に取り組まれており,その中で毎日誤答についてひとことで原因分析をされています.

 

どこで誤読が生じたかを可視化しようとする試みは,一段階英語力をアップしていくためには非常に大切なステップです.ところが,Eさんがお悩みになっている通り,これはなかなか自分で簡単に見えるものではありません.どこが分からないのか分からないというのは学習段階ではよくあります.

 

お悩みの解消をお手伝いするのが僕の仕事ですので,ここについて一歩具体化した取り組み方をご提示して,実力アップを図っていきたいと思います.これについては次月に別エントリで記述できればと思っています.

 

レポートから学習についてまだまだご不安でいらっしゃるのが分かりますが,Eさんはそれでもやはり高い実力をお持ちで,ライティングの英語表現を見ますと毎回僕自身学びを得ます.書いていらっしゃる通り,リーディングで出てきた単語・表現を使うことで正しい英語表現を実現されています.これはライティングの際に非常に有効な態度ですので,皆さんもぜひご参考にしてください.

 

ついでながら,僕自身が一番共鳴したのは「その日のうちに1級の参考書を買った」という点です.やはり「思い立ったが吉日」で,行動は早いに越したことはありません.参考書のご購入にしろ,モニターコースのご受講にしろ,Eさんはこうしたところでのご決断は非常に早いです.とにかくやってみることから継続も始まるので,僕もこの姿勢は大いに取り入れていこうと思います.

 

1級に向けて学習されている方がいらっしゃいましたら,Eさんの取り組みをぜひご参考になさってください!

 

残り期間も英検合格,そして英語力のさらなる向上にむけて頑張っていきましょう!

 

 

今日は受験勉強をしなかった.

英検1級モニターコース第2期・7月度体験レポート①

7月から新たに生徒さんを募集し,英検モニターコース第2期をやっています.

 

今回はお二人とも1級です.お二人とも何度か受験経験があり,あと一歩というところで合格に届かず,悩まれています.もちろんすでに挑戦されているだけあり,お二方ともすでに高い英語力をお持ちです.僕自身学びをいただきながら取り組ませていただいています.

 

7月度の1ヶ月のご体験をレポート頂きましたので,今回とその次のエントリでご提出順に紹介させていただきたいと思います.

 

 

まずはSさんから.

 

Sさんは1級に2年ほど挑戦し続けており,スコアとしてはあと一歩で合格というところまできています.

 

すでに高いレベルの英語力をお持ちですが,ご自身の実感としては「自信もって答えている問題はとても少なく、全く手応えがありません」(事前アンケート)とのことでした.

 

下記レポートでは特に,開始1ヶ月時点でのご学習の変化について書かれています.ぜひご一読いただき,皆さんの学習にお役立ていただきたく思います.(太字は僕が施しています.)

 

1. モニターに申し込んだ理由

Twitterでのモニター受講生募集のお知らせを目にしたのは、2023年度第1回の英検の結果が届いた頃だった。英検の結果は「不合格」で、それは何度も(確か5回くらい)目にしているものだったが、何度受験しても一向に手ごたえを感じることはなかった。とはいえ、日々の仕事と子育ての中でまとまった学習時間を捻出するのは難しく、能力的に優れているわけでもない。英語学習以外にやることはいくらでもある。そう思いつつも、目の前に立ちはだかる1級というものをクリアしてみたいという気持ちは一向に減らない。「変わるべきだ」と自分の直感は言っていた。自分一人での学習に限界が来ているのだから、ここは人の力を借りるべきだと思った。ドキドキしながら申込フォームに入力し、送信した。

 

2. 初回セッション

申し込んだその日の夜に20分程度のセッションを行った。そのスピード感にワクワクしつつも、子どもが無事に寝てくれるだろうか、途中で起きてこないだろうか?と内申冷や冷やしていた。取り越し苦労に終わって本当に良かった。

そのセッションではこれまでの学習歴や使用教材を伝え、1日の学習時間と最初の1週間の課題を相談して決めた。翌日の課題も示されたので、翌日からスムーズに学習に移行できた。一人で勉強していると、「この学習の仕方でいいのか?」「テキストはこれで良いのか?」「優先すべきは単語か?読解か?」などとどうしても悩んでしまう。しかし先生と決めた課題に沿って取り組めば良いので、悩むことはなくなった。

 

3. 日々の学習の進め方 

私の場合はリーディングに力を入れつつ、単語も並行して学習していくことになった。英検の過去問の大問2を1日1題を目安に解いていくことから始めた。手持ちの過去問の大問2をすべて解いてから、大問3に取り掛かった。

その際、分からない単語を調べ、文構造の把握にも努めた。構造がとれない文や意味が分からない文は、そのページをスクショして先生に送り、どこまで理解できてどこから理解できないのか、私はこう解釈したがそれで良いのか、などをできるだけ具体的に書いてラインで送った。自分の無知をさらけ出すのは少し恥ずかしい気もしたが、学習者が先生に対して自分を繕うのは本末転倒であるし、自分の間違えやすいポイントを指摘してもらうためにも、間違っているであろう自分の解釈も正直に伝えるようにした。また日々の学習報告(学習内容、学習時間、今日の気づき等)も毎日ラインで送った。学習習慣が身についていないうちは、自分のがんばりを見てくれて励ましてくれる人がいることは大変励みになった

 

4. 週1のセッションについて

週1回80分のセッションでは、まずこの1週間の振り返りを行う。私はその週の学習での成果と、課題と感じていることをざっくばらんに話している。まだまだ課題ばかりだが、その中でも得られる手応えはあるので、それを喜びとしている。その後に1週間で取り組んだ課題の中から、私が戸惑ったり理解できなかったりする文の解釈を中心に行う。自分の中ではもう調べつくし、解決したと思った文でさえ、藤本先生の解説を聞くと自分の理解が浅いことに気づく。1つの疑問点が起点となり、それに近い文法事項も教えてくれるので、具体的事例がいくつか集まって抽象的な理解につながっていくことが楽しかった。それは語彙に関しても同じで、ある語彙を取り上げて、文の中での働きや派生語、類語、コロケーション、伴う前置詞なども一緒に提示していただけるので、その語彙のもつ厚みを改めて理解することができて、親しさを感じる語彙が少しずつ増えていった

一度、文の構造はつかめないが文意は取れるからと軽く考えていた文を藤本先生に見てもらった。先生はすぐに「これは倒置です。」と見抜き、倒置の解説をしてくださった。インターネットで多くのことが解決できる時代ではあるが、見当さえつかないものはどう検索してよいかも分からない。そのような時に、すぐに聞けて、教えてくれるコーチの存在は大きいと感じた。

また比較級の解説の時には、「比較が出ると身構えてしまうんです」と恥を忍んで言ってみた。笑われるだろうか、慣れが必要と言われるだろうかと思いきや、「それが学習者のあるべき態度です。」的なことを言われた。それまで手ごわい文法が出てきたら必要以上に肩ひじ張っていたが、そのような自分もOKと思えたし、肩ひじ張りながらも英文と格闘している自分を認めることができた。藤本先生はテクニカルな所は学習者の理解を高めるように上から引っ張りつつ、心情的な部分は学習者の目線にまで下りてきてくれるように思われた。

 

5. モニターコース受講で得られたこと(最初の1か月の気づき)

毎日学習を継続することができたことが大きい。継続することで、1つ1つの断片的な知識が関わり合い、深い理解となって定着してくる感じがある。また藤本先生の用例検索や辞書の使い方、辞書を見るポイント等を参考にして、自分で学習する時もこれまで以上に辞書を使うようになり、見るポイントも変わってきた

英語は私にとってまだまだ難しいものではあるが、人間が使うものとして発明されたものであり、感情をのせて思いを伝え合うものだから、人の意見、主張をより丁寧に受け取りたいと思うし、自分の思い、意見もより適切に表現できるようになりたいと思うようになった。

 

嬉しいレポートをありがとうございます!

 

学習態度についても非常に大切なことを書かれています.「学習者が…自分を繕うのは本末転倒」という部分は僕もハッとさせられました.

 

Sさんは毎日の報告と毎回のセッションで疑問に思われたことを素直に伝えてくださいます.それに応じて僕もダイレクトに課題解決のお手伝いをすることができ,派生する学習事項もお伝えできています.

 

問題点を共有されることで効率的に力を伸ばされている印象があります.1ヶ月と少しの期間で,英文を見る際の解像度も上がっているのではないかと推察しています.

 

また,リーディングで発見された表現をライティングで積極的に使われているので,定着も早いです.10月の検定までの伸びが楽しみですね.

 

1級に向けて学習されている方がいらっしゃいましたら,Sさんの取り組みをぜひご参考になさってください.

 

残り期間も英検合格,そして英語力のさらなる向上にむけて頑張っていきましょう!

 

 

今日は受験勉強をしなかった.

英検準1級モニターコース体験レポート

今回のエントリもモニターコースをご受講いただいた方の体験レポートです.

 

先日準1級を受験されたAさんからレポートを頂きましたので,掲載させていただきます.

※ Aさんの1ヶ月目の体験レポートはこちら

 

Aさんは準1級は初の受験でした.学生時代からコンプレックスであった英語を克服されたいとの思いがあり,今回の英検に挑戦されました.

 

開始初期の段階では,準1級の得点率はリーディングで4割程度とのことで,英語はTOEICの問題集を中心にご自身で学習を進められていました.しかし,開始事前のアンケートで「自信をもって参考書を使いこなしたレベルではない」とおっしゃっており,学習のやり方に漠然と不安を感じていらっしゃるようでした.

 

何をどう学習すれば良いか,手探りのところからの開始でした.まずは学習に必要なツール(辞書等)を揃えていただき,オンライン・セッションで実演しながら,その使い方に慣れていっていただきました.

 

また,お忙しい中でやるべきことを決めるのが難しそうでしたので,語彙・Reading・Listening・Writingについて学習ノルマを決め,日割りでそちらをこなしていただきました.

 

単語は『パス単』(旺文社)を用い,弱いところを重点的に周回できるようにノルマを組んでこなしていただきました.

 

また,Readingでの「感覚読み」を改善するために,お持ちの教材を使って文法知識どおりの訳出を練習していただき,提出された訳文を添削してお返ししました.

 

お仕事がお忙しい中でも課題は毎週ご提出いただき,特にWritingはフィードバックと書き直しを通してかなり整ったものにまで仕上げることができました.

 

Aさんは毎回お忙しい中で課題ノルマをこなされ,日々英語学習を継続することで着実に力を伸ばされました.試験前の全体の得点率は7割程度に伸びました.

 

以下がいただいたレポートになります.これから準1級を受験予定の方にも大いに役立つ内容です.

(太字は僕が施しました.)

 

全体を通して

  • 3月、4月と同様、平日は最低2時間休日は最低3時間を目標に勉強しました。
  • 日々に取り組む課題量は藤本先生から指示をいただき、その課題を藤本先生から指示された方法で学習すると、最低学習時間ぐらいの時間になるという感じでした。
  • 試験直前期のため、単語、 過去問の学習に多くの時間を割きました。 過去問は7割程度の正答率でした。

 

使用教材

 ① 英検準1級でる順パス単 4訂版

 ② 最短合格! 英検準1級 リーディング問題完全制覇

 ③ 最短合格! 英検準1級 リスニング問題完全制覇

 ④ ジーニアス総合英語 第2版

 ⑤ 英検準1級過去問

 

Reading

  • 語彙力の強化のため、 ①に取り組みました。 また⑤に取り組むことで、①の暗記が不十分であることを実感し、①に繰り返し取り組みました
  • リーディング力強化のため、 ②に取り組みました。単に問題集の問題を解くだけではなく、 問題文の構造を 分析して和訳するという課題を1回/2日の頻度で提出し、フィードバックをいただきました。
  • 正直、このフィードバックが素晴らし過ぎます。 フィードバックでは、私が誤訳している箇所の解説だけで はなく、関連する覚えておくべき知識が加筆されており、独学で参考書に取り組んだだけでは得られない知識が得られ、 大変感謝しております。

 

Listening

  • リスニング強化のため③⑤に取り組みました。
  • リスニングの学習方法についても指導をいただき、その方法に従い学習に取り組みました。

 

Writing

  • 英検の過去問に取り組みました。
  • 週1回のオンラインセッションでWritingのBodyに何を書くかの指導をいただき、その後過去問に取り組み、フィードバックをいただきました。
  • フィードバックでは、文法の誤りや表現方法について指導をいただき、知識の習得に役立ちました。

 

最後に

  • 3ヶ月間大変お世話になりました。 藤本先生に指導をいただくことで、学問に王道なしということを実感しました。
  • 和訳・Writingの添削をいただいたことが、今回受講したことの1番の収穫です。 今回学んだことを、今後の学習に活かしていきたいと思います。
  • Twitterでの藤本先生は仮の姿で、英語教育に真摯に取り組む好青年というのが、藤本先生の真の姿であると思っております。
  • 他社の講座を受講したこともありますが、品質、コストの面でも今回のほうが圧倒的に満足度が高いです。世間に気付かれていないうちの受講をおすすめします。

 

嬉しいお言葉をありがとうございます!

 

Aさんもまだ結果は出ておりませんが,今回のコースを通して確実にお力を伸ばされました.英語の学習方法も習得され,今後も目標達成に向けて学習を継続されるとのことです.

 

毎回お忙しいところ夜間に課題を提出されることが多く,それによって僕自身も学習のモチベーションをいただいておりました.今回はありがとうございました!

 

今後も英語学習,頑張ってまいりましょう!

 

 

 

今日も受験勉強をしなかった.

英検1級モニターコース体験レポート

3月から英検1級・準1級モニターコースをやっています.はじめてのプロジェクトでしたが,昨日の第1回検定でひとまずタームが終わりました.

 

さっそく,昨日1級を受験されたBさんから体験レポートをいただいきましたので,ここに掲載させていただきます.

※ Bさんの受講1ヶ月目の体験レポートはこちら

 

Bさんは受講前にすでにTOEIC900と,英語の実力はもともと高いレベルをお持ちでした.しかし,英検1級は初の受験で,試験の形式やそれ専用の対策についてはゼロベースということでした.

 

学習の習慣化,ツールの活用法,語彙暗記のルーティン化,リーディングの際の弱点強化,ライティングの添削など,英語の力を根本的に伸ばせ,かつ英検対策にもなる点を重点的に学習を進めました.

 

3ヶ月間を通して毎日学習を決して欠かさず何をどれくらいやったかを報告くださったため,僕としてもどこをどうすればさらに改善されるかが指摘しやすく,順調に力も伸びました.

 

オンライン・セッションでは分からない点を積極的に共有くださり,ご自身のペースに合わせてうまく問題解決されていました.

 

はじめての模擬演習ではなかなか得点できなかったものの、3ヶ月後にはなんと得点率9割を記録することもありました.

 

以下,いただいた体験レビューを掲載しますのでぜひご一読ください.これから1級を受験される方の学習指針としても大いに役立つかと思います.

(太字は僕が施しました.)

 

勉強の内容について

2ヶ月目までと同様、過去問とパス単を中心に、平日2時間、休日4時間を目標に勉強しました。毎日DMでその日の勉強時間と勉強内容を報告し、わからないところを教えていただいたり、難しいと感じた文を自分なりに文構造を考えて和訳したものを見ていただいたり、ライティングの添削をしていただきました。わからないところは、一応自分なりに考えたり、辞書や参考書を確認してから質問するようにしていたのですが、自分が思っていたこととは全然違うことばかりでいつも驚いていました。自分の力だけでは解消できない疑問が先生に聞くことによってすぐに解決するため、とても効率的に勉強を進めることができました。何でも質問できて答えていただけるのが本当にありがたかったです。

 

オンラインセッションについて

毎週1回80分のオンラインセッションでは、特にわからなかったところを教えていただいたり、ライティングの添削をしていただきました。ライティングは自分が提出した文章を画面共有で一緒に確認しながら添削していただきました。なので、自分が本当に表現したかったことを口頭で伝えられるので「それならばこの表現が使えますね」とその場で、文法的に正しく、洗練された文章を教えていただくことができました。よくある添削サービスのように間違っている部分をただ赤字で修正されたものが返却されるだけではないので、明確に自分の間違いが理解できてとてもよかったです。また、正しい表現を教えていただいた際も私が自力で書けそうにないと伝えると、より平易な、自分でも再現できそうな表現を考えてくださいました。今まで英作文を書いたことがなく、自分でちゃんと書けるようになるのかずっと不安だったのですが、おかげで本番でも何とか最後まで書き切ることができました。

 

試験直前の勉強について

試験直前は本番同様に時間を設定して過去問を通して解きました。私は問題を解くという行為が非常に苦痛で、自分一人で勉強していたら絶対この練習から逃げていたと思います。時間通りに過去問を通して解くと約束してしまった以上、DMで結果を報告しないわけにもいかず、先生にたくさん励ましていただきながら本番への心構えができました。この頃には、1ヶ月目と比べて正解率がかなり上がって7割を超え、場合によっては9割くらい取れる回もありました。

 

先生について

私が言うのも僭越すぎますが、藤本先生はとても優しく、とても英語力の高い先生です。生徒がどこをどう間違えているかすぐにわかってくださいますし、生徒ができていないことを厳しく指摘して追い詰めるということはないので、安心してオンラインセッションを受けたり、毎日のDMの中で質問することができました。「こんなことを聞いたら怒られるのでは」といった余計な心配をせずに何でも質問でき、勉強に集中することができました。

 

費用について

今回はモニターでの受講で、あり得ないくらい安く受講させていただいたのですが、正規の値段でも他社サービスよりはるかに安く、とてもお得だと思います。また、他社のサービスも検討したことがあるのですが、講師の採用条件を見ると、ひょっとして運が悪ければ自分と同じくらいの英語力の人に当たることもあるのでは、という不安を覚えたこともあります。藤本先生にお願いすれば費用の面でも質の面でも間違いがなく、受講できる人は本当にラッキーだと思います。

 

最後に

3ヶ月間大変お世話になり、ありがとうございました。結果はこれからですが、過去問の正解数ゼロの状態から、たった3ヶ月で合格を目指せるところにまで引き上げていただき、大変感謝しています。今回どのような結果になっても教えていただいたことを基に、引き続き英語を勉強していきます。本当にありがとうございました。

 

嬉しいレポートをありがとうございます.

 

もちろんまだ結果は出ておりませんが,Bさんは3ヶ月前と比べると確実に,大きく力を伸ばされました.英語のレベルも高いものをお持ちでしたので,僕自身も毎回のやりとりで非常に多くを学ばせていただきました.本当にありがとうございます!

 

今後も英語学習頑張って参りましょう!

 

 

 

今日は受験勉強をしなかった.

英検モニターコース1ヶ月目終了

英検モニターコースの1ヶ月目が終了した.

 

受講者の方々が僕が普段みている層(中高生)とは違って一回り,いや二回りも三回りもレベルの高い方々なので,準備なども通して僕自身多くの学びがあった.

コーチング」とゆう,中高生の学習指導とはまた違った形態も初の試みだったので,受講者の方々から毎回フィードバックを得ながら,自分には何が求められているか,具体的に何ができるかについても考えさせられた.

 

以下,お申し込み順にAさん(準1級)・Bさん(1級)として,いただいた期末レポートをそのまま掲載したい.

1ヶ月目は正直自分の思うようにできなかったところもあり,厳しいお言葉も想定していたが,全体的に非常に良いご評価を頂けて嬉しく,自分のモチベーションにもなった.

以下,レポートです.太字は僕が施しました.

 


 

Aさん(準1級受験予定)

 

全体を通して

 平日は最低2時間、休日は最低3時間を目標に勉強しました。 年度末で仕事が忙しく、目標時間が未達の日もありましたが、毎日学習を継続することができました

 1週間の学習内容・学習方法・復習方法は、週に1回のオンラインセッションで指導をいただき、毎日の学習内容、学習時間、課題をLINEで報告しました。 報告に対して先生からはフィードバックをいただき、 学習内容・学習方法の確認に役立ちました。

 受講前は今回の指導に一方的な講義がなく、少々不安でしたが、1ヶ月受講しての感想は、自ら取り組んだ課題に対して詳細にフィードバックがいただける、 非常に贅沢な機会だと思っております。 フィードバックでは、単に○か×かだけではなく、 どういう思考で誤りをしたのかの説明をいただける貴重な機会であり、学習効果が高い機会でした。

 学習時間の確保は難しいですが、受講前と比較し、 英語学習に対する意識が格段に上がったことも今回の大きな効果だと感じております。 積読していた本を読むようになったのも効果の現れだと思います。

 

使用教材

①英検準1級でる順パス単 4訂版

②最短合格! 英検準1級 リーディング問題完全制覇

③英文和訳演習中級篇 ④英検準1級文で覚える単熟語 4訂版

⑤最短合格! 英検準1級 リスニング問題完全制覇

ジーニアス総合英語 第2版

 

Reading

* 語彙力の強化のため、上記①、④に取り組みました。

* リーディング力強化のため、 上記②、③に取り組みました。 ②、③の学習では、具体的な学習方法・復習方法を教えていただき、課題として問題文の文構造の分析、 和訳を提出し、フィードバックをいただきました。

* フィードバックでは詳細な解説とともに、 ⑥の参照ページも提示いただき、 復習の際に大変参考になりました。

 

Listening

* リスニング強化のため④、⑤に取り組みました。

* ⑤の学習方法・復習方法についても指導をいただき、 問題集に取り組みました。

* ④はリーディングの学習、語彙の学習が並行して取り組める教材であり、非常に学習効果が高い教材だと思 います。

 


 

Bさん(1級受験予定)

 

モニターに申し込んだきっかけ

Twitterでたまたまモニター募集されているのを見かけて応募しました。私は英検1級をいつか受けたいと漠然と思っていたものの、実力的にまだ難しいだろうと先送りしていました。モニターに申し込んだ時点では英検1級に向けての勉強をしていなかったので、受験まで日数も限られている中、自分が申し込んでよいのか相当迷いましたが、藤本先生のような先生にこんなに安く指導してもらえるという、宝くじに当たるようなチャンスはそうそうないだろうと思い、思い切って応募しました。

 

課題の量

初回のカウンセリングで1日にどれくらいの勉強時間が取れそうか確認していただき、自分のできる量に調整していただいたので、課題の量はちょうどいいと思います。できればもう少し自分の学習時間を増やしたいところではあります。

 

オンラインセッションについて

毎週1回80分オンラインセッションをしていただいています。その中で、日々の学習でわからないところを質問できるのがとてもありがたいです。英検1級の過去問の長文問題の大問2と3は、全訳や難しい語彙、問題の簡単な解説はあるのですが、それ以上の詳しい解説がないため、文構造の把握は自分でする必要があります。全訳と自分が英文を読んで思った内容が何となく似ているので、自分では文構造がわかっていると思っていても、藤本先生の解説を聞いて全然自分がわかっていなかったことがわかる感じです。高い英語力を持つ先生は、自分にとっては自明なので、わからない人が一体どこがわからないのかがわからない、という場合も多いような気がするのですが、藤本先生は私がどこでどのように誤読しているかまですぐに気づいてくださるのがすごいなと思います。藤本先生の側からすれば「え、こんなのもわからないの」みたいなことがたくさんあると思うのですが、誤読の指摘の際にも生徒への配慮を感じます。さらに、英文を読むときに注意すべき語やコロケーション、前の文とのつながりなども教えていただいて、自分が今までいかに何も注意せず何となくフィーリングで読んでいたかということを痛感しています。今後自分でも少しずつそういう読み方ができるように努力します。

 

他の英語スクール・サービスと比べて違う点

何でも質問できるオンラインセッションもそうですが、毎日、その日の勉強時間をDMで報告し、質問に回答いただけたり、コメントをいただける点が他の英語スクールやサービスとは大きく違う点です。英検1級を受けるからには自主的に大量に勉強するのが一番だとは思うのですが、自分ではなかなか学習時間・内容を管理できない私のような意志の弱い人間にはとてもありがたく、「ちゃんと毎日勉強しないと」というモチベーションにもつながっています。わからない点を何でも質問できるというのは本当にありがたく心強いです。また、初回のカウンセリングで自分がどんな教材を持っているか確認していただき、なるべく持っている教材で学習を進められるよう配慮していただけたのもありがたいです。

 

自分の中で変わったこと

以前から辞書を持ってはいたのですが、辞書の使い方がよくわかっていなかったのもあり、多くの場合、わからない単語に出会ってもインターネット上で調べて、「こんな意味か」と思うだけで終わりにしていました。藤本先生にご指導いただくようになってから、今まで辞書なしで勉強していたのはあり得なかったなと思うようになったのは自分の中ですごく変化があった点です。

 

最後に
正直、実力的になかなか合格は厳しいところだと思いますが、今教えていただいていること、勉強していることは絶対に今後の英語学習に役立つと確信しています。あと2か月頑張りますので今後もご指導お願い申し上げます。

 


 

学習の質は常に向上ができると思っているのだが,指導の質も同様に,常により良いものに更新できる.

毎回のアンケートで「ここはこうした方がいい」とゆうご意見もいただいており,こうした点を率直にご指摘いただけるのは非常にありがたい.

将来的には独立して,自分の理想とする学習体系を追求したいので,今回の試みを通してより各学習者に最適化した,かつ最も効果の高い方法を提示していけるようになりたい.

自分の強みを活かした指導ができるように反省を欠かさず,今後も受講者の方の自己実現に貢献できるよう頑張っていこうと思います.

2ヶ月目はさらに良いサービスを目指します.

 

今日は受験勉強をしなかった.

新中3が疑問を抱いて勝手に解決するようになった

久しぶりのエントリ.

 

吉田塾の生徒が4月で10人になる.昨年原宿校の1人から始まったが,ずいぶんと増えてきた感じがする.

原宿校で最初に受け持った生徒は今年無事第1志望に受かって大学生になる.昨年は2人の高3生を持ったが,ふたりとも自分の目標を実現することができたようで良かった.

 

授業をしていて思ったことを書いてみる.今日はタイトルの通り.

 

「新中3の生徒が自分で持った疑問を勝手に解決するようになった」

 

私立中高一貫校に通うAくんは吉田塾での学習を始めて2ヶ月目.ノートと鉛筆と辞書を使った勉強がだいぶできるようになってきた.

 

最近,英検準2級の勉強をやりたいとゆうことで,それに向けての勉強を始めた.ただ,準2となると知らない文法事項も出てくるので,『ジーニアス総合英語』(大修館)を用意してもらってその使い方も教え始めた.

 

以下は今日の一コマ.《仮定法》を『英検準2級をわかりやすくひとつひとつ。』(Gakken)に従って勉強している.

 

A「せんせえ!"he might not have injured his hand"はなんでnotがhaveの後ろにないんですか!」

 

いい着眼点だ.こうゆう小さな疑問を臆せず口に出せるのは学び方がうまいとゆえる.そうゆう生徒は上達もはやく感じる.

 

和多志「いいとこ目をつけたね.notの働き方がカギなんだよね.えーと…」

 

いきなりここを調べろとゆうのも難しいと思ったので,ホワイトボードに

 

■ not → 〈否定〉の副詞:文を否定できる

 

とだけ書く.この時点で僕の頭の中には,notを述語動詞にどう絡めるかの類型があった.ただそれをそのまま書いても生徒には定着しない.どうやって一緒に答えを探していこうかななどと考えながら振り返ると…

 

A「え〜とnotだから〜…」

 

なんとすでに『総合英語』の目次でどこに書いてそうか探しており,そのうち「22章 さまざまな否定」を開いて勝手に読み始めた!!なので僕は…

 

和多志「読んで何かわかったら僕に教えて〜」

 

そうゆって自分の席に戻り,後ろからじいっと様子を観察.

 

読みながらひとりで,notを使った否定の形式を述語動詞別に整理していた.最後にnotが現れる位置を一緒に確認した.

 

一連の作業中に,《準否定》とゆう言葉も拾って,自分のfew/littleの知識とリンクできていたようだ.

 

和多志「なんかまだ疑問点ある?」

 

A「んーあとはinjuredなんですけどこれは辞書引いたらたぶん分かるかな」

 

イイネ!

 

A「あ〜これはinjureの…なんだっけ,え〜とbeプラス過去分詞だから…受動態か」

 

辞書を調べながら誰に向けるでもなく独り言.これもイイネ!

 

このあと辞書を読んでたらhurtとの類語比較にまで行きついたらしく,hurt/injure/wound/damageの意味の違いを一緒に確認した.

 

イイネ!

 

吉田塾では「教えない」.

 

「教えない」とゆうと語弊があるけど,なるべく自己解決能力を育てるように「ちょっかい」を出しに行くような指導を心がけています.

上記のようなことが自分でできると,長い目で見て良いかなあと思っている.

『英語教育』5月号「和文英訳演習室」の問題意識

5月2日に和文英訳演習室に投稿した.英文和訳とは違ってこちらは2度目.今回はいろいろと前に予定が入っていて忙しかったので,締切日のギリギリ投稿になった.本日某界隈で反省会が行われるのだが,自分はそれに仕事で参加できないのでここに問題意識など共有しておく.

 

【事前準備について】

チーズの知識は皆無だったので,ブルーチーズに関する情報を仕入れるべく適当にGoogle検索で調べた.「ブルーチーズの製造工程」に関して複数のウェブサイトを参照した.特定的な状況なので使う語彙も自然限定されてくる.ここで得た語彙の多くをそのまま訳文に載っけた.あと忙しくて訳文作れない間はスーパーで一番高いブルーチーズ買ってきたもぐもぐ食べてた.本当に美味しくてビビった.

 

【DeepL等の翻訳ツールについて】

自分で出した英文をDeepLに和訳させ,出てきた和文を参考にしながら英文の微調整をした.和文をそのまま翻訳ツールに突っ込むことはしない.Google検索エンジンTwitterの検索機能をコーパス代わりに使って表現の妥当性を調べたりはした.今回に限らず,この一連の作業は自分で英文作るときによくやる.時間があったらHi NativeとかHello Talkで野良ネイティブに質問したりもするのだが,今回は時間がなかったのでそこまでやってない.

 

和文英訳の問題意識】

訳文作成当時に加え,いま見返して新たに思いつかれる事項にも触れる.

 

第1段落

Most blue cheeses are produced from cow milk, but there are some types whose ingredients include the milk of other animals; for example, Roquefort owes its distinctly unique flavor to sheep milk. The blue, marble-like patterns of blue cheese are developed by sprinkling mold powder into the raw milk or the curd in its making process. Different molds are used for different cheeses.

 

準備でウェブサイトを読んでいたらMost blue cheeses...と種類を表すための複数形が何度か出てきたのでこれを使った.下準備なしだとこれは思いつかなかったと思う.「ロックフォールのような,ひときわ異彩を放つチーズ」の部分はうまく処理できたかなと思う.「用いる青カビは…異なります」はdifferent/differentで畳み掛ける「十人十色」の技で終わらせた.

 

第2段落

During the aging process, the cheese is pierced through with needles so that fresh air can be let into the inside of the curd, helping the mold to flourish. Then, in order to enhance its singular flavor and aroma as fully as possible, the blue cheese has to be kept in a  condition of moderate temperature and high humidity for a long, patience-requiring period.

 

the cheese is pierced throughの部分は悩んだ.penetrated/spiked/needledのどれがいいかで悩み,辞書を引いて単に「刺す」にとどまらず「穴を開ける」の意味に合致すると思われたpierceを選んだ.最初,穴を複数個開けることをきちんと意味するように,pierced through and throughという表現をしていたのだが,淡々とした説明の描写を邪魔するような気がしたのでやめた.「強い個性」はsingularを選んだが,exceptionalも良かったかも.has to be kept...のところは最初はhas to be left...にしていたのだが,いろいろとウェブサイトを読んでいるとチーズの熟成は単に放置するというよりも入念に環境設定してやるなど大変な手をかけてやらないといけないのがわかったので,意図性のあるkeptに変えた.「徹底した」はpatience-requiringとしたが,そうではなくて「手間暇かけて」の意味だったかもしれない.painstaking effort的なのをうまく入れてやるのが良かったかも.

 

第3段落

Various factors such as which kind it is or how long it is ripened contribute to the great diversity of its flavors and textures: some taste pleasantly piquant while others taste robustly rich; and some feel creamy while others crumbly. The fact is that each and every one of the blue cheeses is altogether different from one another, which is why we recommend not considering them as a single category but respecting their differences in features and flavors.

 

和文の一番最初の「熟成期間や種類によって」がよく分からなかった.「種類」が「選ぶ乳の種類」とか「青カビの種類」なら分かる.しかしこれが「ブルーチーズの種類」を表すならばよく分からない.というのも,ブルーチーズの種類こそ熟成期間によって様々に変わってくるはずなので(ここは和文を書いた人間がよく考えずに書いたところではないのか?)「ブルーチーズには使用するカビや乳によって様々な種類があるが,これもまた熟成期間によって変わる」ならばまだ分かる.こう捉えると,「種類や(あるいは同じ種類でも)熟成期間によって」となるのが自然なので,勝手に順番を変えた.ここは下調べで裏付けが取れているわけでもないので,あえてぼかす意図も込めた.ブルーチーズの種類と書かずにwhich kind it isとitを使った.ここが自分の中で一番分からなかった.pleasantly piquant/robustly richは韻を踏もうとした.creamyとcrumblyもたまたまウェブサイトを読んでいて見つけた表現だが,きれいに韻を踏んでくれた.「このため」の前後は,きちんと因果関係が機能するように和文の表現を変えた.最後,differences in features and flavorsもfの音をどちらにも入れた.ここは複数形にするべきではなかったのかも.詳しい人いたら教えてください.

 

以上,労が始まる前に駆け込みで思ったこと,新たに思いついたことなどをつらつらと書いてみた.ほいじゃあまたの.